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インビザラインを検討している方の中には、前歯だけの矯正治療を希望する方もいらっしゃるでしょう。すきっ歯や出っ歯などの前歯の不正咬合は特に審美的な影響が大きいため、矯正することで外見の印象も大きく変わります。今回は、前歯のみのインビザライン治療の詳細と、その適応条件、メリットやデメリットについて解説します。
結論から言うと、インビザラインで前歯のみを矯正することは可能です。しかし、すべてのケースで適応できるわけではありません。前歯だけの矯正は、見た目や軽度な歯並びの改善を目的とする場合に行われることが多いですが、事前の精密検査で奥歯の位置や噛み合わせにも問題が見つかった場合、前歯だけでは治療が完了しないことがあります。
そのため、前歯のみの矯正が適応できるかは、歯科医師による診断を受ける必要があります。治療の費用や期間も症例によって異なり、前歯のみに焦点を当てることで、治療時間やコストを抑えることができる場合もあります。
インビザラインには様々なプランがあり、それぞれ適応範囲や費用・期間が異なります。その中でも前歯のみ矯正で適応となるプランは、「インビザライン・エクスプレス」と「インビザライン・ライト」です。以下に2つのプランの内容、違いについてご紹介します。
インビザライン・エクスプレスは部分矯正プランで、後戻りや前歯のみの矯正などの最も軽度な症例に対応しています。費用も最もリーズナブルで、平均20〜40万円ほどです。
インビザライン・ライトもエクスプレス同様、軽度の不正咬合向きのプランです。費用の平均は40〜60万円程度です。エクスプレスとの違いは、追加治療が必要になった場合、エクスプレスは1回まで追加可能なのに対し、ライトは2回まで追加可能です。
先ほどの2つのプランにかかる期間についてご紹介します。
インビザライン・エクスプレスはインビザラインのプランの中でも最も短く、3〜4ヶ月ほどで済みます。インビザライン・ライトは5〜7ヶ月ほどです。インビザラインの場合、治療期間は使用するマウスピースの枚数によって決まります。前歯のみの部分矯正の場合、費用・期間は全体矯正と比較してもかなり短く、安く済む場合が多いです。
インビザラインで前歯のみ矯正するメリットをご紹介します。
インビザラインは従来のワイヤー矯正とは違い、金属のワイヤーやブラケットを使用せず、透明のマウスピースを使用するため、目立ちにくいことが最大のメリットです。日常生活への影響も少ないので、他人に矯正していることを知られたくない方、人前で話す機会が多い方などにもおすすめの矯正方法です。
前歯のみの部分矯正は、歯列全体を矯正する全体矯正と比較してもかなり期間が短く済みます。全体矯正は1年~3年ほどかかるケースが多いですが、前歯のみの矯正は3~6ヶ月程度で終了するケースが多いです。
期間同様、費用も全体矯正より抑えられるケースが多いです。通常、インビザラインで全体矯正を行うと平均で80〜100万円ほどの費用がかかると言われています。しかし、前歯のみの矯正であれば、20〜60万円ほどで治療を受けることができるため、費用面で矯正を始めようか悩んでいる方でも始めやすいことがメリットのひとつです。
インビザラインはマウスピースで徐々に歯を動かすことで理想の歯並びを目指します。マウスピース1枚で動かせる歯の移動量は約0.25㎜と少ないため、大きな矯正力をかけて歯を動かすワイヤー矯正と比較すると、痛みが少ないことも特徴です。
インビザラインで前歯のみを矯正する際のデメリットをご紹介します。
インビザラインで前歯のみの矯正を行う場合、対応できる歯並びには限りがあります。例えば、前歯の軽度な不正咬合や見た目の改善を目的とした治療は可能ですが、歯の重なりが強い場合や骨格性の不正咬合の場合には、前歯のみでは治療が完了しないことがあります。
また、前歯の矯正だけでは、奥歯や噛み合わせの問題を解決することができません。噛み合わせの改善が必要な場合は、全体矯正を行わなければなりません。
前歯のみの矯正治療を始めた後、想像以上に歯の動きが進まなかったり、他の歯並びにも問題があることが発覚した場合、追加で治療が必要になることがあります。
例えば、最初は前歯のみを治療する予定でも、奥歯の矯正が必要になるケースや、噛み合わせを改善するために追加の治療が行われることがあります。このような場合、当初の予定よりも費用や期間が増えることがあります。
インビザラインで前歯のみの矯正を行うことが難しいケースをいくつかご紹介します。
噛み合わせの問題がある場合、前歯のみの矯正では解決しません。噛み合わせがずれている、または前歯が上手くかみ合わない状態で前歯だけの矯正を行っても、噛み合わせの改善にはつながりません。噛み合わせが不正確なままだと、歯に負担がかかり続け、顎の関節に痛みや不調を引き起こす可能性があるため、全体矯正を行う必要があります。
前歯のみの矯正では、抜歯が必要となるケースでは適用が難しい場合があります。特に、歯が重なり合っている状態や顎の骨が小さい場合、前歯の矯正だけではスペースが確保できず、抜歯を行う必要が出てきます。この場合、前歯のみの矯正では十分に歯を動かせないため、全体的な矯正治療を行うことが推奨されます。
また、抜歯を伴う治療では、歯を動かす範囲が広くなるため、部分矯正ではなく、全体矯正が必要となります。
前歯のみの矯正は、主に軽度な歯並びの乱れや見た目の改善を目的とした治療方法です。しかし、歯並びが重度に乱れている場合、前歯のみの矯正では効果が得られません。例えば、前歯の位置が大きくずれている場合や歯が大きく重なっている場合は、インビザラインで前歯を矯正するには限界があります。
また、歯列全体が大きく歪んでいる場合、前歯だけを動かしても歯列全体のバランスを取ることは難しいので、全体的な矯正が必要となります。重度の歯並びの場合、カウンセリングの際に歯科医師が全体矯正を提案することが一般的です。
今回はインビザラインでの前歯のみの矯正について解説しました。インビザラインでの部分矯正は、全体矯正と比較して費用や期間を抑えることができるなどのメリットがあるため、矯正を始めようか迷っている方でも始めやすい方法の一つです。
しかし、噛み合わせの改善が必要な場合や、歯列不正が重度の場合には、前歯のみの部分矯正ではなく、全体矯正が推奨されるため、注意が必要です。自分の歯並びに部分矯正が適応されるかどうかは、歯科医院での精密検査、歯科医師の診断を受ける必要があります。
三ツ境駅前スマイル歯科では、知識と経験豊富な歯科医師が患者様のお悩みやご要望に合わせた治療方法をご提案します。インビザラインで前歯の矯正をご検討中の方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。
※ご相談は横浜近隣にお住まいの方限定となります