アライナーチューイーとは、シリコン製のロール状の補助器具です。アライナー装着時にチューイーを噛むことで、アライナーと歯の密着性を高める役割があります。特に、新しいアライナーに交換した直後は、現在の歯並びと新しいアライナーの形状に差があり浮きやすいため、チューイーを噛んでよりフィットさせることが重要です。
マウスピース装着後にチューイーを数分〜20分間噛むことで、マウスピースの効果を最大限に引き出し、交換頻度を早めることが期待できます。
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インビザラインは目立ちにくさや痛みの少なさから、とても人気のある矯正方法です。従来のワイヤー矯正との大きな違いは自身で矯正装置(アライナー)を交換する点です。しかし、マウスピースの交換を適切なタイミングで行わなければインビザライン治療を効果的に進めることができません。
今回はアライナーの交換頻度について詳しく解説していきます。
インビザラインのアライナーの一般的な交換頻度は1〜2週間ごととされており、これは骨のリモデリング(再構築)に基づいています。アライナーによる矯正力が発生すると、歯が進む方の歯槽骨(歯を支える骨)が溶けて歯が動きます。歯がもともとあった場所は空洞となりますが、歯槽骨の再生が起こり、その位置で安定するようになります。この周期に合わせると、歯と骨への負担を抑えながら移動できます。
しかし、装着時間が不足している場合や歯の移動が計画通りに進んでいない場合は、交換日数が延長されることもあります。最適な交換タイミングは、患者さまのお口の状態と治療計画に基づいた担当の歯科医師の判断で決定します。
インビザラインの交換頻度は、治療の効果と期間に大きく影響します。交換頻度を決定する主な要素として、以下の3つが挙げられます。
患者様の歯並びの状態や不正咬合の程度で、交換頻度は異なります。軽度の歯列不正であれば、歯の移動が比較的スムーズに進行するため、1週間などの短いサイクルでの交換が可能な場合です。しかし、重度の不正咬合や複雑な歯列の場合は、歯の移動に時間がかかるため、交換頻度が2週間以上に設定されることがあります。
これは、歯や歯茎に過度な負担をかけず、計画的に歯を移動させるために決定しているので自己判断で交換頻度を変更するのは避けましょう。
年齢も交換頻度を決定する要素の一つです。一般的に、若年層は新陳代謝が活発で、歯の移動も速いため、短い交換サイクルでの交換が可能です。一方で、成人の場合、歯の移動速度が遅くなる傾向があるため、交換頻度が長めに設定されます。
これはあくまで一般的な傾向で、矯正治療は個人差が大きいため、歯科医師が総合的に判断して決定します。
インビザラインでは、1日20〜22時間の装着が推奨されています。この装着時間を守ることで、治療計画通りに歯の移動し、適切な交換サイクルを維持できます。しかし、装着時間が不足すると、歯の移動が遅れ、交換頻度を延長せざるを得ない状況になることがあります。
そのため、装着時間厳守など患者さまの協力度が、治療の成功と交換頻度の適正化に不可欠です。
インビザライン治療でアライナーの交換頻度を早めることは、治療期間の短縮や効果的な治療の進行につながります。以下に、交換頻度を早めるための具体的な方法をご説明します。
インビザライン矯正では1日20〜22時間以上の装着時間が推奨されています。装着時間を厳守することで、治療計画通りの歯の移動が促進され、結果的にアライナーの交換頻度を早めることが可能です。一方で、装着時間の不足は治療計画通りに歯が移動しないため、歯科医師の判断で交換のタイミングを遅らせることもあり、治療の遅延につながります。
また、正しく装置を装着できていないと効果が半減してしまいます。装着時には上下が間違っていないか、装置に浮きがないかを確認するようにしましょう。
アライナーチューイーとは、シリコン製のロール状の補助器具です。アライナー装着時にチューイーを噛むことで、アライナーと歯の密着性を高める役割があります。特に、新しいアライナーに交換した直後は、現在の歯並びと新しいアライナーの形状に差があり浮きやすいため、チューイーを噛んでよりフィットさせることが重要です。
マウスピース装着後にチューイーを数分〜20分間噛むことで、マウスピースの効果を最大限に引き出し、交換頻度を早めることが期待できます。
口腔内の衛生状態は、矯正治療に大きな影響を与えます。歯の汚れや食べかすによって歯肉が炎症を起こしたり虫歯になってしまうと、治療の遅延や中断につながります。口腔ケアでのポイントは以下の3つです。
インビザラインのアライナーを交換する際にはいくつかの注意点があります。
アライナーの交換頻度については、患者さまのお口の状況によって異なり、治療計画や担当の歯科医師の判断で決まっています。そのため、自己判断で交換頻度を早めたり遅らせたりすることはその後の治療に影響を与え、矯正の治療効果が損なわれてしまいます。自己判断で交換頻度を早めてしまうと、アライナーはすんなり装着できても歯や歯槽骨には無理な力がかかってしまい、ダメージを与えてしまう可能性があります。
また、装着時間が短く、治療計画通りに歯が動いていない場合は交換日数が延長されることがあるので、そのような場合には早めに歯科医師に相談して指示を仰ぎましょう。
新しいアライナーに交換した際には、一つ前のアライナーを捨てずに保管しておくようにしましょう。万が一、今使用しているアライナーが破損・変形したり、紛失してしまったりしたときに、一つ前のアライナーを再装着することで、歯の位置を維持し、治療中の後戻りを防ぐことができます。
また、アライナーが再製作には時間がかかるため治療の遅延を最小限に抑えるためにも、交換前のマウスピースの保管をしておきましょう。
アライナーを交換した直後に感じやすい口内トラブルは以下のようなものがあります。それぞれの対処法とともにご紹介します。
新しいアライナーに交換した際には、歯に新たな矯正力がかかるため、歯や歯茎に痛み・違和感を感じることがあります。
鎮痛剤に服用 | 処方、または市販の鎮痛剤を服用して痛みを和らげましょう。 |
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柔らかい食事に変える | 痛み強い期間は硬い食材は避けるようにし、柔らかい食事に変更して負担を減らしましょう。 |
装着時間を守る | 装着時間が不足していると、歯の動きが遅くなり痛みが長引く可能性があります。 |
アライナー交換直後は痛みや違和感、口腔内の環境の変化から滑舌・発音に影響が出ることがあります。
発音練習 | 特にサ行・タ行・ラ行は発音が難しく感じることがあるので舌の位置を確認しながら早口言葉や発音トレーニング用の文章を読むことで口腔内の環境に慣れ、発音の違和感を軽減できます。 |
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時間の経過 | ほとんどの場合、数日間で新しいアライナーに慣れ、発音や滑舌への違和感がなくなります。 |
アライナーの装着により、唾液が行き渡らなくなり、口腔内が乾燥することがあります。
水分補給 | こまめに水分補給をし、口腔内の乾燥を防ぎましょう。 |
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保湿剤の使用 | 乾燥が続く場合には、ジェルタイプやスプレータイプの口腔内専用の保湿剤を活用しましょう。 |
インビザラインのアライナー交換頻度は、歯並びや年齢など様々な要素を歯科医師が総合的に判断し決定しています。適切な交換頻度を保つためには、装着時間の厳守や口腔ケアの徹底など患者様の協力が必要不可欠です。
また、自己判断で交換頻度を変更することは治療が計画通りに進まないだけでなく、歯や歯茎にダメージを与えてしまうことがあります。必ず歯科医師の指示に従い、治療を進めるようにしましょう。
三ツ境駅前スマイル歯科では、経験豊富な歯科医師が患者様のご要望に合わせて複数の治療計画をご提案します。アライナーの交換頻度に不安がある方にはアライナーチューイーや加速装置などの補助器具のご提案もさせていただきます。
インビザラインでの矯正治療をご検討中の方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。LINEでの新規矯正相談のご予約も承っております。※ご相談は横浜近隣にお住まいの方限定となります。