妊娠中のインビザライン矯正で注意すること3つ。よくある口腔トラブルも COLUMN

2025.07.04

妊娠中のインビザライン矯正で注意すること3つ。よくある口腔トラブルも

妊娠中でも矯正治療を検討されている方は多いです。

インビザラインには目立ちにくい、痛みが少ないといった様々なメリットがあるため、矯正を始めるならインビザラインが良いと思われる方もいらっしゃいます。

今回は妊娠中のインビザラインは可能なのか、注意点やメリットなども詳しく解説します。

妊娠中でも
インビザライン矯正はできる

結論から言うと、妊娠中でもインビザラインによる矯正治療は可能です。

矯正治療には大きく分けてワイヤー矯正とインビザラインのようなマウスピース矯正がありますが、どちらでも治療可能です。

特にマウスピース矯正は目立ちにくさや痛みの少なさなどのメリットがあるため、矯正治療の中でも人気の治療方法です。

しかし、妊娠中は身体だけでなく、口腔内にも様々な変化がありますので、妊娠中に治療を開始する場合にはいくつか注意しなければならない点があります。

妊娠中のインビザライン矯正で注意すべき点

妊娠中のインビザライン矯正で注意すべき点

妊娠中にインビザライン矯正を始める場合に注意すべき点を解説します。

まずは、お口のケアを徹底することです。

妊娠中はつわりの影響で間食の回数が増えたり歯磨きが十分にできなかったりすることもあるでしょう。

また、ホルモンバランスの影響でむし歯や歯周病のリスクが高くなります。

そこにマウスピースを装着すると唾液の自浄作用の効果を受けにくいので、さらにむし歯・歯周病になりやすい環境になってしまうのです。

そのため、念入りな歯磨き、フロスや歯間ブラシを使用することはもちろん、歯科医院で定期的なメンテナンスを受けることも大切です。

次に、体調を第一優先に治療を進めることです。これは一番重要といってもいいでしょう。

ホルモンバランスの影響を受け、つわりや貧血の症状がひどい方も少なくありません。

歯科医院に通院する際には長時間お口を開けていることや体勢を変えることがつらく感じることもあるでしょう。

当初の治療計画通りに進まない可能性は高いですが、治療を一度中断することも可能です。

その際には必ず歯科医師に症状を伝え、指示やアドバイスを受けるようにしましょう。

また、産婦人科にはインビザライン矯正中であることを、歯科医院には妊娠中であることや出産予定日などをしっかりと伝え、連携が取れるようにしておくことも重要です。

情報共有しておくことで、通院計画を立てやすくなったり、何かあった時に自分や赤ちゃんを守ることにつながります。

妊娠中に発生しやすい
口腔トラブル

妊娠中の口腔トラブル

妊娠中には身体だけでなく、お口の中にも変化があるため、口腔トラブルが発生しやすい状態にあります。

まず気を付けなければならないのはむし歯です。

妊娠中はつわりの影響で歯磨きが不十分であったり、間食回数が増えることもあるでしょう。

磨き残しが増えたり、間食によりお口の中が常に酸性の状態が続くと、むし歯のリスクが高くなります。

むし歯は進行すればするほど、治療期間も長くなってしまうので身体への負担も大きくなります。

次に歯周病です。

歯周病とは、ひと言でいうと、歯を支える歯ぐき(歯肉)や骨(歯槽骨)が壊されていく病気です。

歯肉の内側は普段見ることは出来ませんが、歯の根の表面にあるセメント質と歯槽骨との間に歯根膜という線維が繋がっていて、歯が骨から抜け落ちないようにしっかりと支えています。

むし歯は歯そのものが壊されていく病気ですが、歯周病はこれらの組織が壊され、最後には歯が抜け落ちてしまう病気です。

歯周病にかかっている人は普通のお産をした人に比べて7倍も早産や低体重児のリスクが高くなります。

赤ちゃんのためにも歯周病予防を行うことは大切です。

さらに気を付けなければいけないのが妊娠性歯周炎です。

妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモン分泌が盛んになります。

このホルモンを好む細菌が増えることにより、歯肉炎になりやすくなります。妊娠5〜20週頃から歯肉が腫れたり、出血することもあります。

必ずしも歯肉炎になるとは限らず、日頃の歯磨きをしっかり行えば歯肉炎を防ぐ事は可能です。

ホルモンのバランスが落ち着くと治りますが、そのままお口の中を不潔にしておくと、軽度歯周炎へと進行して行くため注意が必要です。

妊娠中にワイヤー矯正よりも
インビザライン矯正を選択するメリット

妊娠中はインビザライン矯正

矯正治療にはインビザライン矯正のほかにワイヤー矯正もあり、妊娠中はどちらの方法でも治療が可能です。

しかし、その中でもインビザラインを選択するメリットをご紹介します。

少ない通院頻度で治療を進められる

少ない通院頻度で治療を進められる

インビザラインは治療の初期段階で全てのマウスピースを製作します。

治療計画に沿って患者様自身がマウスピースを交換することで治療が進んでいきます。

そのため、1ヶ月に一度ワイヤー交換のために通院しなければならないワイヤー矯正と比較すると、通院回数はかなり少なくなります。

三ツ境駅前スマイル歯科では、さらに患者様の通院の負担を減らすために、デンタルモニタリングという遠隔モニタリングシステムを導入しています。

ご自宅でスマートフォンアプリと専用ツールを用いてご自身のお口の状態をスキャンしていただくと、治療の進行状況をAIと医師が遠隔でチェックできるシステムです。

このシステムの導入により、2か月に一度の通院が3か月に一度で済むようになります。

自身の意思で取り外せる

自身の意思で取り外せる

インビザラインとワイヤー矯正の大きな違いは患者様自身で装置の取り外しができることです。

そのため、つわりの影響で口の中に何か入れるのがつらいという方は自身の意思で装置を外すことができます。

しかし、インビザラインは1日20〜22時間以上装置を装着しなければならないので、外している時間が長いと治療に影響が出てしまいます。

装着が難しい場合は、必ず歯科医師に相談するようにしましょう。

妊娠中のインビザライン
矯正でよくある質問

よくある質問

妊娠中のインビザライン矯正でよくある質問をご紹介します。

Q.妊娠中にレントゲン撮影
しても良い?

妊娠中はレントゲン撮影を避けるのが一般的です。

X線の身体への影響はX線を受けた体の部位と線量に依存しますが、胎児への影響は胎児が直接X線を受けた場合のみ問題となります。

歯科用のレントゲンの場合、デンタルX線1枚の放射線の量は0.01ミリシーベルト程度、パノラマX線撮影は約0.03ミリシーベルト程度で、自然放射線1年分に比べて極めて少ない値です。

また、お腹を守る防護用のエプロンを使用するなど、細心の注意を払ってレントゲン撮影が行われますが、心配な場合は歯科医師に相談しましょう。

Q.妊娠中に鎮痛剤を飲んでも
大丈夫?

インビザライン治療中の痛みや抜歯の際には、鎮痛剤や抗生剤を処方されることがあります。

薬の処方が必要になる場合には、必ず妊娠中であることを歯科医師や薬剤師に伝えましょう。

妊娠中でも安全だと判断された薬が最低限処方されるので、ご安心ください。

Q.妊娠中に麻酔はできる?

インビザライン矯正の際、抜歯やむし歯の治療が必要になることがあり、麻酔をする場合があります。

歯科治療の場合、麻酔は局部麻酔を行い、使用する麻酔も安全と判断されたものを必要最低限の量のみ使用します。

妊娠中のインビザライン矯正を検討している方は、
横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください

三ツ境駅前スマイル歯科

妊娠中でも矯正治療を検討されている方は少なくありません。その際は妊娠中でも患者様自身で取り外しができ、通院回数も少ないインビザライン治療を選ばれる方が多いです。

しかし、妊娠中はつわりやホルモンバランスの影響からむし歯や歯周病のリスクも高くなるため口腔ケアも重要になってきます。

三ツ境駅前スマイル歯科では、矯正治療だけでなく、むし歯・歯周病治療や定期的なメンテナンスなどお口の中のトータルサポートをさせていただきます。

また、先述したように通院回数をより少なくできるような遠隔システムも導入しています。

妊娠中で矯正治療を検討中の方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。

LINEでお口の写真を送っていただくと、オンラインでの矯正相談も可能です。

※ご相談は横浜近隣にお住まいの方限定となります

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