医療コラム COLUMN

インビザラインの経過はどのような感じ?歯並びに変化が見られる時期を紹介

矯正を始める上で、歯並びがどのように変化していくのか、その時期はいつ頃なのかについて気になる方は多いと思います。今回はインビザライン治療の経過、変化を感じられる時期について詳しく解説していきます。 インビザラインの経過で歯並びに変化を感じる時期は? インビザライン治療で使用するマウスピースは1枚で約0.25㎜歯を動かすことができます。マウスピースは1〜2週間で新しいものに交換するため、1ヵ月で歯を動かせる最大量は1㎜程度です。 最初の1ヵ月は歯の動きは始まっていますが、見た目の変化はまだ小さい場合が多いです。3ヵ月ほど経つと前歯などの見える部分の並びが整ってきて、「なんとなく変わってきた」と感じる人が増えてきます。 開始から半年ほど経過すると、明らかな変化を実感できます。特に軽度〜中等度の歯列不正の場合、この時期には歯並びがかなり整ってきているケースも多く、周りの人にも変化に気づいてもらえるでしょう。 症例①:30代女性 治療開始時 経過3ヵ月 経過7ヵ月 治療方法 インビザライン 費用 税込1,100,000円 リスク副作用 ・協力度(装着時間、来院、顎間ゴムの使用など)が治療機関や結果に影響します。・事前のシミュレーションのゴールを目指し歯を移動させていく治療法ですが、歯の動きには個人差があるため確実に結果を保証するものではありません。・食事に時間がかかり、歯ごたえのあるものが食べにくくなります。・歯の移動に伴う痛みや装置による口内炎、関節音、閉口障害、頭痛、耳鳴り、筋の硬直などが生じることがあります。・歯の動きに伴い、歯肉退縮や歯根吸収が生じることがあります。・ブラックトライアングル(三角形の隙間)ができることがあります。・歯の動かし方によっては詰め物やかぶせ物を外す可能性があります。外した場合は矯正終了まで仮の材料を入れ、終了後に新たに作り直す必要があります。 症例②:20代女性 治療開始時 経過3ヵ月 経過6ヵ月 治療方法 インビザライン 費用 税込660,000円 リスク副作用 ・協力度(装着時間、来院、顎間ゴムの使用など)が治療機関や結果に影響します。・事前のシミュレーションのゴールを目指し歯を移動させていく治療法ですが、歯の動きには個人差があるため確実に結果を保証するものではありません。・食事に時間がかかり、歯ごたえのあるものが食べにくくなります。・歯の移動に伴う痛みや装置による口内炎、関節音、閉口障害、頭痛、耳鳴り、筋の硬直などが生じることがあります。・歯の動きに伴い、歯肉退縮や歯根吸収が生じることがあります。・ブラックトライアングル(三角形の隙間)ができることがあります。・歯の動かし方によっては詰め物やかぶせ物を外す可能性があります。外した場合は矯正終了まで仮の材料を入れ、終了後に新たに作り直す必要があります。 インビザラインの治療の流れを項目別に紹介 カウンセリング 治療前には必ず歯科医師や担当スタッフとのカウンセリングを行います。歯並びや噛み合わせの悩みを相談し、インビザラインが患者様の歯並びに適応可能かどうかを確認します。 治療の目的や改善したい箇所をヒアリングし、メリットやデメリット、他の治療法との比較も含めて説明されます。 費用や治療期間の目安、治療中の注意点についても詳しく案内されるため、この段階で気になることを質問して不安や疑問を解消しましょう。 初回カウンセリングは無料や低額のクリニックが多いので、気軽に受けることができます。 精密検査 カウンセリング後、治療計画作成に必要なデータを採得するために精密検査を行います。検査の主な内容は以下の通りです。 歯型採取口腔内の状態を正確に記録するため、従来のシリコン素材か、最新のデジタルスキャンを用います。三ツ境スマイル歯科はデジタルスキャン(iTero)を導入しております。嘔吐反射(えづきやすい)のある方にも安心して検査を受けていただけます。 X線撮影顎骨や歯の根の状態を確認し、治療の安全性を高めます。 口腔内写真撮影治療前後の状態を比較できるよう、口腔内の写真を撮影します。 治療計画の説明 精密検査から2〜3週間ほどで治療計画ができあがり、その後歯科医師から説明を受けることができます。 インビザライン治療では最新の3Dシミュレーションを使用し、歯が動く過程や治療後の歯並びを視覚的に確認できるため、最終的なゴールをイメージしやすいことが特徴です。 また、この段階で治療のゴールが明確に設定されるため、治療期間や費用などさらに詳しい説明を受けることができます。計画に納得できない場合、再調整を依頼することも可能です。 マウスピース作成 納得する治療計画が出来上がったら、そのシミュレーションを元に治療で使用するマウスピースが作成されます。 治療終了までのマウスピースが全て作成されるため、治療開始後は患者様自身で指示されたタイミングでのマウスピース交換が必要となります。 矯正開始 マウスピースが完成すると、治療開始となります。装着時間や定期的な通院頻度を守りながら治療を進めていきます。装着方法や注意点は、歯科医師・担当スタッフから詳しく説明されます。 治療を効率的に進めるために、必要に応じて歯にアタッチメントと呼ばれる小さな突起物を装着します。 インビザラインの治療経過は早められる? インビザライン治療の経過を早めることはできるのか、その方法をご紹介します。 シミュレーションの精度が高い歯科医院を選ぶ クリニックの知識や技術は治療経過や結果に大きな影響を与えます。特に重要なのが、治療前に行う3Dシミュレーションの質です。精度の高いシミュレーションができるクリニックでは、歯の動きや噛み合わせまで、しっかりと計算された計画を立てることができ、結果として治療がスムーズに進みます。 また、インビザラインを含む矯正治療の経験が豊富な歯科医師は、治療中に起こる予期せぬ歯の動きにも柔軟に対応でき、必要な修正やアタッチメントの調整も的確に行ってくれます。 経験の浅いクリニックでは、適切な修正や調整が行われず、治療が長引いたり、思ったような仕上がりにならないこともあります。 マウスピースの装着時間・装着方法を守る インビザライン治療では患者様の協力度がとても重要になります。推奨されている1日22時間以上の装着時間や正しい装着方法が守られていないと、歯が治療計画通りに動かないため、経過は遅くなります。 食事と歯磨き以外はマウスピースを必ず装着し、装着の際には、「チューイー」と呼ばれるシリコン素材の補助具を使用するなど、効率的に歯が動くように心がけましょう。 マウスピースの交換時期を守る 装着時間や装着方法と同じように、マウスピースの交換時期も守るようにしましょう。歯の移動に合わせたタイミングで、通常は1~2週間ごとに新しいアライナーへ交換します。 しかし、前のステップで十分に歯が動いていないのに新しいアライナーに交換してしまうと、ズレが生じて矯正効果が下がります。 順調に歯が動いていれば交換のタイミングが早まることもありますが、あくまで歯科医師の判断で決定されることなので、自己判断で交換頻度を変更しないようにしましょう。 定期的な通院を守る 従来のワイヤー矯正よりも通院頻度は少ないですが、定期的な通院は不可欠です。歯科医師によるチェックを受けることで、マウスピースに不具合がないか、歯の動きが順調かを確認し、必要に応じて微調整が行われます。 インビザラインは見た目の変化が分かりにくいこともあり、自己判断で問題がないと思い込んでしまうことも少なくないので、決められた通院日程を守りましょう。 インビザラインの治療経過が長引く場合の対処法 インビザライン治療で経過が長引いていると感じた際の対処法をご紹介します。 担当歯科医に治療計画を聞く 治療が長引いていると感じた場合に大切なのが、担当歯科医師とのコミュニケーションです。多くのインビザライン治療では、治療開始時に3Dシミュレーションによる治療計画(クリンチェック)が作成されます。 このシミュレーションに基づいてアライナーが作成されているため、実際の進行状況と計画のズレが生じた場合には、再度、評価や調整が必要です。 「あとどのくらいで終わるのか」「なぜ進行が遅れているのか」「再シミュレーションや再調整は必要か」といった具体的な質問をして、現在の状況を明確に把握することが大切です。 セカンドオピニオンを活用する 担当歯科医師の説明に納得がいかない、または改善の兆しが見えない場合には、他院でのセカンドオピニオンを受けるのも有効な選択です。インビザラインは装置が同じでも、治療計画や進め方はクリニックごとに異なります。 特に治療経験が豊富な矯正専門医であれば、より的確なアドバイスや、別の角度からの治療提案をしてくれることがあります。 セカンドオピニオンを受ける際は、現在の治療経過や使用中のアライナー、最初のシミュレーション資料などを持参すると、より具体的な診断が可能になります。 他の治療方法を検討する どうしてもインビザライン治療で効果が出にくい場合や、治療が長期化する見込みがある場合は、他の矯正治療法への切り替えも検討しましょう。 たとえば、部分的にワイヤー矯正を併用する「ハイブリッド矯正」や、ブラケット矯正に変更するケースもあります。 インビザラインは万能な矯正装置ではなく、特定の歯の動き(大きな回転、圧下、歯のねじれなど)には限界があります。担当歯科医師と相談のうえ、目標とする歯並びや治療期間を踏まえて、最も効果的な方法を選択することも重要です。 インビザライン治療が上手く進むか不安のある方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 今回はインビザライン治療の経過について解説しました。インビザライン矯正の経過は個人差がありますが、一般的に半年ほど経つと目に見えて変化を感じることができます。 正しい装着時間や装着方法、定期的な通院を守るなど、患者様自身の協力度も経過を早めることにつながりますが、治療が長引いていると感じる場合には担当歯科医師に治療の進行具合を確認することや他の治療方法を検討することも効果的です。 三ツ境駅前スマイル歯科では、知識と経験豊富な歯科医師が患者様一人ひとりに合った治療計画をご提案します。インビザラインが上手く進むか不安のある方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご増段ください。 LINEでも新規矯正相談予約を承っております。 三ツ境駅前スマイル歯科の矯正治療について LINEでの矯正相談はこちら

2025.10.18

インビザライン中の食事の注意点は?避けたほうが良い食べ物やマウスピースの取り扱いを紹介

矯正を検討している方の中には、食事に関して不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。インビザラインは取り外し可能なマウスピースを使用して治療を行うため、食事にも影響が少ないことが特徴です。 しかし、正しく取り扱わないとマウスピースの破損や変形につながり、治療にも影響が出てしまいます。今回はインビザライン中の食事で気を付けるポイントやリスクについて解説していきます。 インビザライン中に食事をしても問題ない? マウスピースを付けたままの食事はNG インビザラインのマウスピースは薄いポリウレタン製で、厚さは約0.5mmと非常に繊細です。装着したまま食事をすると、咀嚼の力で破損する恐れがあります。 また、食べ物の色素や糖分がマウスピースに付着し、変色や虫歯のリスクを高める可能性もあります。そのため、食事の際は必ずマウスピースを外しましょう。 マウスピースを外しているときの食事制限はない マウスピースを外している間は、特別な食事制限はありません。ただし、矯正中は歯が敏感になっているため、硬い食べ物や粘着性の高い食べ物は避けた方が良いでしょう。 特に、マウスピースを新しく装着した直後は、痛みや違和感が強くなるので柔らかい食事を心がけましょう。 インビザライン中におすすめしない食べ物 矯正中に控えることが望ましいとされている食べ物をご紹介します。 糖分を多く含むもの矯正中は唾液の循環が通常より悪くなるため、炭酸飲料やジュース、お菓子などは虫歯のリスクを高めます。 硬いものせんべいやナッツなどは歯に負担をかけ、痛みを引き起こす可能性があります。 歯に挟まりやすいもの繊維質の野菜や細かい食材は、歯の間に残りやすく、虫歯や歯周病の原因となります。 粘着性があるものキャラメルやガムなどは、歯に残りやすく、マウスピースに付着する恐れがあります。 色素が濃いものカレーやトマトソース、コーヒー、紅茶などは、マウスピースの着色の原因となります。 熱いもの熱い飲食物はマウスピースの変形を招く可能性があるため、注意が必要です。 インビザラインを付けたまま食事をするリスク インビザライン中にマウスピースを付けたまま食事をするリスクをご紹介します。 虫歯のリスクがある マウスピースを装着したまま食事をすると、食べ物がマウスピースと歯の間に挟まりやすくなります。 矯正中は唾液の自浄作用が働きにくく、細菌が繁殖しやすい口内環境になっているので、その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。 マウスピースに色がつく 色素の強い食品や飲料(カレー、トマトソース、コーヒー、赤ワインなど)を摂取すると、マウスピースが着色する恐れがあります。透明で目立ちにくいというインビザラインの利点が損なわれるだけでなく、見た目にも影響を及ぼします。 マウスピースが壊れる可能性がある インビザラインのマウスピースは約0.5mmの薄さで作られており、硬い食べ物や粘着性のある食品、熱い飲み物などで破損や変形のリスクがあります。 マウスピースが破損すると、歯に十分な矯正力がかからないため、新たに作り直す必要があり、治療期間の延長や追加費用が発生する可能性があります。 インビザライン中の食事で気をつけること インビザライン中の食事で気をつけることをご紹介します。 外したマウスピースは専用のケースに入れる インビザラインは食事や歯磨きの際に患者様自身で取り外すことができます。しかし、取り外した後にティッシュなどに包んでなくしてしまったり、鞄などにそのまま入れて破損・変形してしまったということも少なくありません。 マウスピースは必ず専用のケースに入れて保管しましょう。 食後は丁寧に歯磨きをする 食後にそのままマウスピースを装着してしまうと、食べ物が歯とマウスピースの間に残っている状態になり、菌が繁殖しやすく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。 また、色素の強い食べ物や飲み物を食べた後に歯磨きをしないでマウスピースを装着すると、着色の原因になります。食後の歯磨きを徹底することはもちろん、フロスや歯間ブラシ、マウスウォッシュなどを活用して口腔ケアをしっかりと行うようにしましょう。 インビザラインは洗ってからつける 口腔ケアを徹底するだけではなく、マウスピース自体の清潔を保つことも重要です。マウスピースが汚れていると、虫歯や歯周病、口臭の原因になります。また、細菌の繁殖により口腔内の衛生状態が悪化し、治療にも悪影響を及ぼします。 取り外した際には丁寧に洗浄し、乾燥した状態で保管することで、快適かつ効果的に治療を進めることができます。 インビザライン中の飲み物に制限はない? インビザライン中は唾液の循環が通常よりも悪くなり、口腔内が乾燥しやすくなります。そのため、しっかりと水分補給をすることが大切ですが、飲み物の種類にも気を付けなければなりません。 装着したままでも問題ない飲み物 インビザライン装着中に飲んでも問題ないのは、水です。水は糖分や酸を含まず、マウスピースや歯に悪影響を与えることがありません。また、透明で無色のため、マウスピースの着色の心配もありません。 無糖の炭酸水については、酸性度が高いため、常飲は避けた方が良いとされています。 装着中に避けるべき飲み物 以下の飲み物は様々なリスクを伴うため、インビザライン中は控えるようにしましょう。 糖分を含む飲料ジュースやスポーツドリンクなどは、マウスピースと歯の間に糖分が滞留し、虫歯や歯周病の原因となります。 酸性の飲料炭酸飲料や果汁飲料は酸性度が高く、歯のエナメル質を溶かす恐れがあります。マウスピースを装着したまま摂取すると、酸が歯に長時間接触し、ダメージを与える可能性があります。 色素の強い飲料コーヒー、紅茶、赤ワインなどは、マウスピースに着色を引き起こすことがあります。着色したマウスピースは見た目が悪くなり、透明で目立たないというインビザラインの利点が損なわれます。 熱い飲み物熱い飲み物はマウスピースが変形する恐れがあります。マウスピースが変形すると、十分な矯正力が得られず、治療に影響をあたえる可能性があります。 インビザライン中の飲み物についてはこちらの記事もご覧ください。 インビザラインに関して不安のある方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 今回はインビザライン中の食事について詳しく解説しました。インビザラインは取り外しができることが特徴のひとつであり、虫歯や歯周病のリスクを回避するためにも食事の際には基本的にマウスピースを取り外すことが必要です。 また、食事中や食後に気を付けるべきポイントをしっかりと守り、快適な矯正治療を行いましょう。三ツ境駅前スマイル歯科では、患者様のお悩みやご不安をしっかりとヒアリングし、一人ひとりに合った治療計画をご提案します。 LINEでの新規矯正相談予約も承っております。インビザラインに関してご不安がある方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 ※ご相談は横浜近隣にお住まいの方限定となります 三ツ境駅前スマイル歯科の矯正治療について LINEでの矯正相談はこちら

2025.10.10

インビザラインが終わらない理由は?治療が長引くケースと予定通り進めるポイント

目立たない矯正で人気のあるインビザラインですが、治療が長引いてなかなか終わらないのでは?と不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は、インビザラインの治療期間はどのくらいなのか、予定通りに終わらない理由や対策も合わせて詳しく解説していきます。 インビザラインの治療期間はどのぐらい? 一般的なインビザラインの治療期間は、1〜2年が目安です。歯並びのがたつきの程度によって治療期間は大きく変わり、軽度の不正咬合であれば、3〜12ヶ月、中等度であれば12〜18ヶ月、重度の場合は18〜24ヶ月以上かかります。 インビザライン治療ではマウスピースを使用しますが、ひとつのマウスピースで動かせる歯の距離はおよそ0.25㎜です。マウスピースは1~2週間で交換するので、1㎜動かすには約1ヶ月かかります。そのため、歯並びのがたつきや重なりが大きい場合はどうしても治療期間が長くなってしまうのです。 インビザラインの治療が長くなるケース 歯の移動距離や速度に影響を与え、治療期間が長くなるケースをご紹介します。 重度の叢生 叢生(そうせい)とは、歯並びががたついている状態を指し、特に重度の場合、歯を適切な位置に移動させるための距離が長くなります。そのため、治療期間が長引く傾向があります。 また、叢生が重度である原因として顎の大きさと歯のサイズの不均衡であることが多く、スペースを確保するために抜歯が必要となる場合もあります。 抜歯をしての治療 歯を並べるスペースが足りない場合、そのスペースを確保するために抜歯が行われることがあります。抜歯後はそのスペースを埋めるために歯を大きく移動させなければなりません。 インビザラインのようなマウスピース型矯正は歯を動かす力は十分にありますが、従来のワイヤー矯正と比較すると弱いため、抜歯ケースのように歯の移動距離が大きい場合は特に治療期間が長くなります。 歯槽骨が硬く動きにくい 歯槽骨(しそうこつ)は歯を支える骨で、歯が動くときにはこの骨が一部吸収・再生されることで位置が変わります。そのため、歯槽骨が硬いと歯が動きにくく、治療期間が長引いてしまう可能性があるのです。 歯槽骨の硬さは年齢や性別、体質によって異なるため成人であれば全員に当てはまるわけではありませんが、インビザラインの治療期間に影響を与える要因の一つになります。 インビザラインの治療が予定通りに終わらない原因 インビザラインが予定通りに終わらない理由をご紹介します。 マウスピースの着用時間を守っていない インビザラインでは、アライナーを1日20〜22時間装着することが推奨されています。この装着時間を守らないと、歯に十分な矯正力が加わらず、計画通りに歯が動かないため、治療が終わらない原因となります。特に、食事や歯磨きの後に再装着を忘れることが多いと、装着時間が不足しがちです。 装着時間の不足は、治療の効果が最大限発揮されない他、追加のマウスピース作成が必要になる可能性もあり、さらに治療期間が長くなる可能性もあります。 喫煙している 喫煙は、インビザライン治療に悪影響を及ぼす要因の一つです。タバコに含まれる有害物質は、歯茎や歯槽骨にダメージを与えます。血行が悪くなったり、歯を支える組織が弱くなることで、歯の移動が遅れる可能性があります。 また、アライナー自体も変色や劣化しやすくなり、矯正力が低下する恐れがあります。さらに、喫煙中はアライナーを外す必要があるため、装着時間の不足も起こるでしょう。 着用方法が誤っている アライナーの装着が間違っていると、歯に適切な矯正力が加わらず、計画通りに歯が動かない原因となります。 特に、アライナーがしっかりと歯に密着していない場合、効果的な歯の移動が起こらず、治療期間が長引く可能性があります。装置の破損や変形も正しく装着できない要因となるので、保管方法にも気を付けましょう。 口腔ケアを怠っている 矯正中に虫歯や歯周病が発生すると、それらの治療を優先するためにインビザラインの治療が一時的に中断されることがあります。中断した分、予定していた治療計画から遅れが生じ、全体の治療期間が遅延します。 また、虫歯治療の際に歯を大きく削ったりして歯の形が変わった場合、マウスピースの再作製が必要になることもあり、さらに治療期間が長引いてしまうこともあります。 通院頻度が少ない インビザライン治療では、2〜3か月に一度のペースで歯科医院に通院し、矯正が予定通り進んでいるか、トラブルがないかなどを確認し、微調整を行います。通院の間隔がこれ以上開いてしまうと、トラブルがあっても対応が遅くなり、治療期間が延長になる可能性があります。 仕事や学業、家庭の事情で忙しく、予約した日に通院できない場合は、できるだけ早く受診することが重要です。 途中で治療計画に変更がある 治療中に予期せぬ問題が発生した場合や、歯の動きが計画通りに進まない場合、治療計画の変更が必要になることがあります。このような場合、追加のアライナーが必要になるため、治療期間が延びる可能性があります。また、患者の生活習慣や癖(舌で歯を押す、頬杖をつくなど)も、治療計画に影響を与えることがあります。 インビザラインの治療を予定通り終わらせるポイント インビザラインは従来のワイヤー矯正に比べて、取り外しができるというメリットがありますが、その一方で十分な効果を得るためには、患者様自身の自己管理が非常に重要になります。以下に、インビザライン治療を計画通りに進めるためのポイントを解説します。 マウスピースの装着時間を守る インビザライン治療では、マウスピースを1日20~22時間以上装着することが基本です。これを守らないと、歯に十分な矯正力が加わらず、予定通りに歯が動かなくなります。食事や歯磨きのとき以外は常に装着するように心がけ、スマホのアラームやリマインダー機能を活用して付け忘れを防止しましょう。 マウスピースの交換時期を守る アライナーは通常1〜2週間ごとに次のステップに交換しますが、自己判断で早めたり遅らせたりすると、治療計画にズレが生じます。スムーズな歯の移動のために、歯科医師の指示に必ず従うようにしましょう。 通院日を守る インビザライン治療中は定期的な通院が必要です。2〜3か月ごとの通院で、歯の動きやマウスピースの適合を確認し、必要があれば調整が行われます。予定通りに通院しないと問題が起きていても対応が遅れてしまい、治療に遅れが生じてしまう可能性があります。 マウスピースを紛失したり壊したりしない マウスピースは非常に精密に作られており、紛失や破損は治療の大きな妨げになります。取り外した際は必ず専用のケースで保管し、毎日の清掃も怠らないようにしましょう。また、新しいアライナーに交換する際は、破損や紛失などのトラブルに備えてひとつ前のアライナーは捨てずに保管しておきましょう。万が一のときは、すぐに歯科医師に相談をしましょう。 マウスピースを正しく着用する アライナーが歯にしっかりフィットしていなければ、十分な矯正力が加わりません。装着後はチューイー(矯正用補助具)を使い、毎回確実にフィットさせることが大切です。 正しく装着できていない場合は、無理に治療を進めず早めに歯科医師に相談しましょう。 適切な口腔ケアを行う 治療中に虫歯や歯周病が発生すると、その治療を優先する必要があり、矯正が一時中断されることがあります。 そうしたトラブルを避けるためにも、歯磨きやフロスによる日々の丁寧なケアを徹底し、歯科医院での定期的なメンテナンスも怠らないことが重要です。 インビザライン矯正の期間についてはこちらの記事もご覧ください。 インビザラインの治療期間に不安のある方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 今回はインビザラインの治療の治療期間について解説しました。インビザラインは従来のワイヤー矯正と違い、患者様で装置の取り外しが可能です。それ自体は治療において大きなメリットになりますが、それと同時に装着時間不足や装置の破損、紛失といったトラブルにつながることも事実です。装置の取り扱いの他にも、口腔ケアや通院頻度など、治療を計画通りに進めるためには患者様の協力が必要不可欠です。 インビザラインの治療期間に不安がある方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。矯正治療の知識と経験豊富な歯科医師が患者様一人ひとりに合わせた治療計画をご提案します。LINEでの新規矯正相談予約も承っております。 ※ご相談は横浜近隣にお住まいの方限定となります 三ツ境駅前スマイル歯科の矯正治療について LINEでの矯正相談はこちら

2025.10.03

インビザラインの口コミ・評判は実際良い?メリット・デメリットを解説

近年人気の高いインビザライン治療は、SNSなどでもよく見かけます。しかし、ネット上には様々な口コミがあり、インビザラインでの治療を検討している方の中には治療に対する不安がある方もいるのではないでしょうか。今回は、インビザラインに関する口コミからわかるメリット・デメリットや、インビザラインを成功させるために大切な歯科医院選びをご紹介します。 インビザラインとは?歯科医がわかりやすく解説 インビザラインとは、アメリカのアライン・テクノロジー社が独自に開発した歯列矯正方法です。インビザラインを用いた治療は、専門の研修を受けた歯科矯正医または一般歯科医によって、世界100カ国以上で提供されており、10歳未満の小児から成人の約1700万人以上が治療を受けています。 日本では2006年に本格的に導入され、2022年には歯列矯正装置として初めてグッドデザイン賞に選ばれました。これまでの歯列矯正で主に使用されていたワイヤー矯正とは違い、透明なマウスピースを使用するため目立ちにくく、患者様自身で取り外しが可能であることが大きな特徴です。 インビザラインの口コミからわかるメリット インビザライン矯正のメリットをご紹介します。 ワイヤー矯正とは異なり目立ちにくい ワイヤー矯正の場合、金属のブラケットやワイヤーが歯の表面につくため、目立ちやすく、会話の際に気にされる方も多いです。 一方、インビザラインは透明なマウスピースを用いるため、見た目への影響も少なく、自然な笑顔や会話を維持しながら治療を進めることができます。 取り外しができてお手入れがしやすい ワイヤー矯正は固定式の矯正方法なので、歯みがきや歯間ブラシをつかうのが難しく、お手入れにとても時間がかかります。それに対し、インビザラインは食事時や歯みがきの際に自分で取り外せるため、いつも清潔な口内を保ちやすいです。 ワイヤー矯正よりも痛みを抑えられる ワイヤー矯正は、一度に大きな力をかけて歯を移動させるため、痛みや違和感がとても大きいです。インビザラインはマウスピース1枚あたり0.25㎜ほどの移動量で、枚数を重ねるごとに徐々に歯が動いていくので、痛みも少ないのが特徴です。 忙しい方でも治療を受けやすい ワイヤー矯正は、細やかな調整や交換が必要なため、月に1度の通院が必要になりますが、インビザラインは患者様自身でマウスピースを交換するため、2〜3ヶ月に1度の通院で済む場合が多く、学校や仕事で忙しい方でも治療を受けやすいです。 金属アレルギーの方でも治療を受けられる 金属アレルギーを持つ方は、ワイヤー矯正の金属部分でアレルギーを起こすおそれがありますが、インビザラインはポリウレタン樹脂でできているため、金属アレルギーの方でも心配なく治療を受けていただけます。 インビザラインの口コミからわかるデメリット インビザラインのデメリットを解説します。 インビザラインでは治療できない歯並びもある インビザラインはすべての症例に適応可能な治療法ではありません。重度の不正咬合や骨格が原因となっている不正咬合はインビザラインでの治療が難しく、外科治療が必要となるケースもあります。また、大きな歯の移動量が必要な場合や抜歯症例も、インビザライン単独ではなく、ワイヤー矯正との併用を行うことがあります。 マウスピースの着用時間を守らないと治療が進まない インビザラインは1日22時間以上の着用が推奨されており、食事や歯磨きの時間以外は常に装着しておく必要があります。このルールを守らなければ、治療が予定通りに進まないだけでなく、歯が思った通りに動かず仕上がりに影響することもあります。 歯科医師の知識と技術で仕上がりに差がある インビザラインは治療計画をデジタルで作成しますが、その設計を行うのは人間であり、歯科医師の知識や経験が最終的な仕上がりに大きく影響します。無理にたてられた治療計画では、シミュレーション通りに歯が動かず、結果的に再治療が必要になるケースもあります。インビザラインだけでなく、ワイヤー矯正など他の矯正方法に関しても症例実数の多い歯科医院を選ぶようにしましょう。 マウスピースの着用で違和感を感じることがある 装着初期は特に異物感や軽い痛みを感じやすく、話しづらさや発音の変化に戸惑うこともあります。特に人前で話す機会が多い人にとっては、この違和感がストレスとなる場合も少なくありません。通常、数日~数週間ほどで慣れてくるケースが多いですが、食事の際にはマウスピースを外す必要があることから、外食が億劫になってしまうなど、生活上の変化も大きいでしょう。 このように、インビザラインはワイヤー矯正にはなかった見た目の良さや取り外し可能というメリットから選ばれがちですが、患者様自身の努力や歯科医の技術力に大きく依存する側面があります。 インビザラインを成功に近づけるための歯科医院選び インビザライン治療を成功させるためには、見た目や通いやすさだけで決めるのではなく、いくつかの重要なポイントを押さえて選ぶ必要があります。 実績のある歯科医院で治療を受ける まず第一に、インビザラインの治療実績が豊富な歯科医院を選ぶことが大切です。インビザラインはシステム化された矯正治療ではありますが、最終的な歯の動かし方や治療の完成度は、担当医の知識や経験によって大きく左右されます。また、症例によってはインビザライン単独の治療では難しい場合もあるので、インビザラインだけでなくワイヤー矯正など他の矯正方法の知識・経験もしっかりとある歯科医院を選ぶこともおすすめです。 治療計画を共有してくれるか 次に重要なのは、治療計画を患者としっかり共有しているかどうかです。インビザラインは、治療前に3Dシミュレーションで歯の動きを確認することができます。また、治療計画は複数作成することができるため、治療前のカウンセリングで患者様の要望に合わせた治療計画を丁寧に説明してくれる歯科医院を選ぶようにしましょう。説明が不十分だったり、疑問に対する回答が曖昧なクリニックは注意が必要です。 以上のように、実績と説明責任がしっかりとある歯科医院を選ぶことが、インビザラインを成功に導くカギとなります。カウンセリングを受ける際には、これらの点をしっかり確認することをおすすめします。 インビザラインで歯並びを矯正したい方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 今回はインビザラインによくある口コミについて解説しました。インビザラインは従来のワイヤー矯正と違い、目立ちにくく、患者様自身で取り外しができるといった大きなメリットがあります。一方で、歯並びの状態によっては適応にならないケースがあったり、装着時間や交換頻度など患者様の協力度が治療結果に影響するというデメリットもあります。また、歯科医師の知識や経験が治療結果を左右することもあるため、メリット・デメリットを踏まえたうえで慎重に歯科医院選びを行うようにしましょう。 インビザラインのメリット・デメリットについてはこちらの記事も参考にしてみて下さい。 三ツ境駅前スマイル歯科では、インビザラインを含めた豊富な知識と経験のある歯科医師が患者様のご要望に合わせて治療計画をご提案します。インビザラインでの矯正を検討中の方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。LINEでは新規矯正相談予約も承っております。 ※ご相談は横浜近隣にお住まいの方限定となります 三ツ境駅前スマイル歯科の矯正治療について LINEでの矯正相談はこちら

2025.09.26

インビザラインで後悔する原因とは?失敗しないためのポイントを解説

インビザラインを検討中の方の中には「インビザライン矯正で失敗して後悔することはあるの?」「インビザライン矯正で失敗すると歯並びはどうなる?」といったご不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は、インビザラインで後悔した人の声や後悔しないためのポイントを詳しく解説していきます。 インビザラインで後悔した人の声 インビザライン治療後に「やらなければよかった」と後悔した方の実際の体験談や報告されている主な後悔の声を紹介します。 出っ歯になって口元がもっこりした インビザライン治療後に「出っ歯になった」と感じる方は少なくありません。これはマウスピースが適切にフィットしていない、アタッチメントの位置や使用を誤っていることが原因です。また、日々の装着時間が不足していたり、治療計画が正確でなかった場合にもこうした問題が生じやすいです。 噛み合わせが悪くなった インビザラインで噛み合わせが悪くなるケースも報告されています。これは、治療中に歯が計画通りに動かない場合や、噛み合わせがしっかりと評価されずに治療が進むと、上下の歯がかみ合わなくなることがあります。また、治療の最終段階で調整が不十分だと、違和感や不具合が残ることがあります。 噛み合わせについてはこちらの記事もご覧ください 歯茎が下がった 歯茎が下がる問題もインビザラインで発生することがあります。歯茎が下がる理由は、矯正力が過度にかかり、歯を支える組織がダメージを受けてしまうためです。また、口腔衛生が不十分な場合、歯周病が進行し、歯茎が下がることも原因となります。 歯並びがもとに戻った 矯正後の後戻りはリテーナー(保定装置)の装着時間が不足することで起こります。矯正後の歯は、骨や歯茎の組織が完全に安定していない状態で、矯正前の位置に戻ろうとする自然な力が働きます。 そのため、リテーナーを装着することで後戻りを防ぎます。歯を支えている骨や歯茎の組織が新しい位置に慣れるまで、半年〜数年かかるため、矯正をしていた期間と同じ程度の期間は保定装置を装着する必要があります。 理想の歯並びにならなかった 「治療が終わったものの、思っていた仕上がりと違った」という声もあります。これは、治療計画を立てる際に適切なシミュレーションが行われなかったり、途中でマウスピースの装着が不十分だったことが主な原因です。 特に、装着時間不足や誤った装着方法により、矯正力が弱かった場合、歯が計画通りに動かず、治療結果に不満が生じることがあります。 虫歯・歯周病になりやすくなった インビザラインを使用すると、唾液の循環が悪くなり、虫歯や歯周病になりやすくなることがあります。特に、マウスピースの付け外しを繰り返すことで、歯の表面に菌が付きやすくなります。 また、食事の後にすぐマウスピースを付けてしまうと、食べカスが歯に密着した状態になってしまい、虫歯や歯周病のリスクが高まります。 治療が長引いた インビザライン治療は、患者自身の自己管理が重要です。マウスピースを1日22時間以上装着し、指示通りの通院を行わないと、治療期間が延びてしまうことがあります。また、マウスピースの破損・変形や紛失を放置したり、口腔ケアを怠ることも治療が長引く原因となります。 インビザラインで後悔しないためのポイント インビザラインで後悔しないためのポイントを5つご紹介します。 信頼できる歯科医院で治療を受ける 後悔しないために最も重要なのは、インビザラインを含む矯正治療の症例が豊富な歯科医院を選ぶことです。インビザライン矯正は見た目は簡単そうに見えますが、実際は歯の動きや噛み合わせの微細な調整が求められる高度な治療です。 症例経験が少ない歯科医院では、最初の治療計画に無理があったり、計画通りに歯が動かず、出っ歯になったり噛み合わせが悪くなるリスクが高まります。症例数、口コミなどを参考に慎重に医院を選びましょう。 治療計画を共有してもらう マウスピースは、3Dシミュレーションで移動を事前に計画します。この際、どの歯をどのように動かすのか、最終的にどんな歯並びになるのかを丁寧に説明してもらうことが大切です。歯科医師と患者様のゴールイメージがしっかりと共有されないまま治療が開始すると、「思っていた仕上がりと違う」「前歯が出たまま」などの後悔につながります。 疑問点があれば納得するまで質問し、細かな説明をしっかりと受けることが成功への鍵です。 アライナーの装着時間と交換時期を守る インビザラインは、1日22時間以上の装着と、医師の指示に基づく正しいタイミングでの交換が不可欠です。これを怠ると、歯が予定通りに動かず、治療の遅延や仕上がり不良が生じます。 特に、自己判断で装着時間を短くしたり、交換を先延ばしにすると、マウスピースがはまらなくなってしまうといったトラブルにつながります。 口腔内をきれいに保つ マウスピースを装着する時間が長いため、むし歯や歯周病のリスクが高まります。治療中に口腔内の清潔を保てないと、歯並びは整っても健康な歯を失ってしまうおそれがあります。マウスピースの着脱時には必ず歯磨きを行い、ブラッシングだけでなくフロスや歯間ブラシも活用しましょう。 また、マウスピース自体も毎日洗浄し、週1~2回程度、専用のクリーナーを使用して清潔を保ちましょう。 決められた日に通院をする インビザライン治療は自宅で進められる分、定期的な通院でのチェックが非常に重要になります。治療の進行状況やアライナーの状態、噛み合わせの確認を怠ると、問題が見逃されたまま治療が進行してしまう可能性があります。 指定された通院頻度を守り、トラブルは早期に発見・修正できるようにしましょう。 インビザライン治療で後悔しないか不安のある方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 今回はインビザライン治療で後悔する原因、対策についてご紹介しました。インビザライン治療は患者様の協力度が治療結果を大きく左右するため、決められた装着時間や保管方法、交換のタイミングをしっかりと守りましょう。合わせてインビザライン治療で後悔しないために重要なポイントは歯科医院選びです。知識と実績があり、インビザラインのメリット・デメリットを含めて細かく説明してくれる歯科医院を選ぶように心がけましょう。 三ツ境駅前スマイル歯科ではこれまでの矯正症例をもとに患者様一人ひとりに合った治療計画をご提案します。インビザライン治療で後悔しないか不安のある方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。LINEでの新規矯正相談予約も承っております。 ※ご相談は横浜近隣にお住まいの方限定となります 三ツ境駅前スマイル歯科の矯正治療について LINEでの矯正相談はこちら

2025.09.19

インビザラインのリテーナーの役割は?着用時間や種類などを解説

目立たない矯正方法として近年人気の高いインビザラインですが、矯正後のリテーナーの使用について疑問や不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はリテーナーの使用期間や種類について詳しく解説していきます。 リテーナーは、インビザライン終了後の歯の後戻りを防ぐ重要なもの 矯正治療後は周囲の骨や歯茎の組織がとても不安定な状態であり、安定するまでには時間がかかります。この期間に歯に力が加わると、元の位置に戻りやすくなります。これが「後戻り」です。後戻りには個人差がありますが、歯を大きく動かした場合は後戻りしやすい傾向になります。リテーナーを使用することで、歯を支える周囲の骨や組織が新しい位置に適応するまで、歯を正しい位置にとどめておくことができます。これは、噛み合わせを安定化させることにもつながります。 また、不正咬合の原因のひとつである口腔悪習癖が矯正後も改善されていない場合も、歯に持続的な力がかかり、後戻りしてしまいます。このような余計な力から歯を守るためにもリテーナーにはとても重要な役割があるといえます。リテーナーを使用せず後戻りが起きてしまうと、再矯正をしなければならないケースもあるため注意しましょう。 インビザラインの後戻りについてはこちらの記事もご覧ください インビザライン終了後につけるリテーナーの種類 リテーナーには様々な種類があります。以下に、リテーナーの種類とメリット・デメリットをご紹介します。 マウスピースタイプ(取り外し式) インビザラインで治療された方の多くは、アライン・テクノロジー社純正のリテーナーである「ビベラリテーナー」を使用します。ビベラリテーナーは治療中に使用していたアライナーと同様に透明で目立ちにくく、取り外しも可能ですが、アライナーよりも強度が強いことが特徴です。そのため、使用感として少し硬く感じる方もいらっしゃいます。 また、取り外しが可能な分、自己管理がとても大切になります。破損や紛失してしまった場合には、再製作のために追加費用が必要になることもあるので注意が必要です。 プレートタイプ(取り外し式) プレートタイプは歯の表をワイヤーで、裏側をプラスチック製のプレート(床)で抑えるリテーナーです。マウスピースタイプと同様、取り外しが可能なため、食事やお口のケアもいつも通り行うことができます。 しかし、プレートが歯茎に当たるため違和感を感じる方も少なくありません。また、ワイヤーが歯の表面に通るため、目立ちやすいです。 フィックスタイプ(固定式) フィックスタイプは、歯の裏側に金属ワイヤーを直接つける固定式のリテーナーです。裏側に装着するため、見た目への影響はありません。保定力が高いため、しっかりと歯を固定することができます。 しかし、着脱ができないため、清掃がやや困難であることがデメリットとして挙げられます。 インビザライン終了後のリテーナーはどのぐらいの期間付ける? 矯正治療が終了すると、整えた歯並びを維持するための「保定期間」が始まります。保定期間は、一般的に矯正治療と同じ長さ、あるいはそれ以上を目安とされており、少なくとも1〜2年は必要とされます。 治療直後の数ヶ月〜1年程度は1日22時間以上の装着が推奨されています。そのため、食事と歯磨き以外では基本的にリテーナーを装着するよう心がけましょう。その後、歯列が安定してきたら、歯科医師の判断により、夜間のみの装着に移行していくケースが多いです。歯の動きは個人差が大きいので、自己判断で装着時間を短くしてしまうと数ヶ月で目に見えて後戻りしてしまうケースも少なくないので、注意しましょう。 夜間のみの装着に移行後も長期間リテーナーを使用することできれいな歯並びを保つことができます。 リテーナーのお手入れ方法 毎日使用する物だからこそ、適切な取り扱いや清掃が不可欠です。以下にリテーナーのお手入れについて詳しくご紹介します。 リテーナーの清掃方法 リテーナーは、毎日口の中に入れるものなので、毎日のお手入れが必須です。汚れを放置すると、細菌の繁殖や臭いの原因となるだけでなく、口内環境にも悪影響を与える可能性があります。食後の歯磨きのタイミングでリテーナーも一緒に清掃するのがおすすめです。歯磨き粉は研磨剤が含まれていることが多く、リテーナーを傷つける原因になるため使用は避けましょう。 また、熱湯を使うと変形する恐れがあるため、必ず30〜40℃程度のぬるま湯を使用し、柔らかいブラシで優しくブラッシングしましょう。 リテーナーで使用できる洗浄剤と清掃頻度 リテーナーの洗浄にはリテーナー専用の洗浄剤を使用しましょう。歯科医院でも取り扱いがありますが、市販のもので構いません。入れ歯用の洗浄剤は洗浄力が強く、マウスピースを傷つけてしまう可能性もあるため、使用を控えましょう。 タブレットタイプや泡タイプなど形状も様々なので、扱いやすいものを選びましょう。洗浄剤は必ずしも毎日である必要はありません。基本的に毎日ブラッシングして清掃しているので、匂いや汚れが気になる場合に洗浄剤を使用して清潔を保ちましょう。 リテーナーの保管方法 リテーナーを外した際は、必ず専用のケースに保管しましょう。机の上やティッシュの中などに放置すると、乾燥や破損、誤って捨ててしまうリスクがあります。 ケースは外出時も必ず持参するようにしましょう。保管中、リテーナー内部の湿度が高いと雑菌が繁殖してしまうため、リテーナーはよく乾かしてから収納するのがポイントです。 リテーナーを装着したたまの飲食はNG リテーナーを装着した状態での飲食は基本的にNGです。特にマウスピース型リテーナー(透明タイプ)は、固い食べ物や熱い飲み物によって変形・破損するリスクが高まります。一度変形してしまうと、正しくフィットしなくなり、保定効果が失われて後戻りを招く可能性があります。破損や変形、着色などリテーナー自体への影響はもちろん、むし歯や歯周病のリスクも高くなります。 飲食の際は必ずリテーナーを外し、飲食後は口腔ケアを行ってから再装着しましょう。外出先で歯ブラシなどを持っていない場合には、最低でも口をゆすいでからの装着が必要です。 インビザラインのリテーナーに関して不安のある方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 今回は矯正後のリテーナーの使用について解説してきました。矯正後は歯を支える骨や組織が安定するまで時間がかかるため、必ずリテーナーを使用して後戻りを防ぎましょう。また、保定期間を快適に過ごすために、矯正中のアライナーと同様、リテーナーの取り扱いには十分注意が必要です。 三ツ境駅前スマイル歯科では、豊富な知識と経験をもとに患者様一人ひとりに合った治療計画をご提案します。リテーナーについての疑問や不安のある方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。LINEでの新規矯正相談予約も承っております。 ※ご相談は横浜近隣にお住まいの方限定となります 三ツ境駅前スマイル歯科の矯正治療について LINEでの矯正相談はこちら

2025.09.12

インビザラインのアタッチメントとは?役割や種類などを徹底解説

インビザライン治療において、治療の効率を高めることができるのがアタッチメントです。 今回は、そもそもアタッチメントとはどんなものなのか、アタッチメントの種類やトラブルについても詳しく解説していきます。 インビザラインのアタッチメントとは? アタッチメントとは、インビザライン治療の効率を高めるために歯の表面に付ける突起物のことです。歯と同じような色の樹脂(レジン)を使用するため、目立ちにくく、治療後にはきれいに除去されます。歯の表面につけるため、舌で触った際には違和感がありますが、普段はマウスピースで覆われるので、それほど気にならなくなります。 アタッチメントは、歯をより正確に動かすための“取っ手”のような存在になります。マウスピースによる矯正力をよりフィットさせ、正確に歯に伝えることで、細かな調整も可能になります。基本的には治療終了まで装着しますが、治療途中で形状や位置を変更することもあります。 インビザラインで使用するアタッチメントの種類 インビザライン治療で使用されるアタッチメントには様々な種類があり、それぞれ役割が異なります。以下に、アタッチメントの種類と役割について詳しくご紹介します。 通常アタッチメント 通常アタッチメントは、歯科医師が個別に設計・配置を決めるアタッチメントで、形は主に四角形や楕円形、丸型、長方形などです。このタイプのアタッチメントは、力の方向や目的に応じて自由に配置できる反面、効果の出方は歯科医師の技術や経験に依存する部分もあります。 たとえば、歯を前後に動かしたい場合、移動の方向に合わせて長方形のアタッチメントを縦や横に付けることで、矯正力が正しく歯に伝わります。 最適アタッチメント 最適アタッチメントは、インビザライン社の独自アルゴリズムにより、自動的に形状・位置・大きさが決定されるアタッチメントです。これは歯の動きに必要な力の方向や大きさ、角度を解析し、それに合わせて理想的な形に設計されます。 最適アタッチメントは、より効率的かつ安定的に歯を動かすために開発されており、「目的別」にいくつかのサブタイプが存在します。 回転用アタッチメント 回転用アタッチメントは、歯の軸を中心にねじるような動き(回転)を補助するためのものです。 特に円形に近い小臼歯や犬歯などはアライナーだけでは回転しにくいため、このアタッチメントでアライナーとの摩擦を強め、確実に力を伝えます。 ルートコントロール用最適アタッチメント 歯の根の位置(ルート)をコントロールするために設計されています。歯の頭部だけでなく、根元まで正しい位置に移動させる必要がある場面で使われ、歯列全体のバランスや咬み合わせを整える際に重要です。 特に抜歯後のスペースを閉じるような症例で力を発揮します。 ディープバイト用最適アタッチメント 「ディープバイト」とは、上の前歯が下の前歯を過剰に覆い隠している状態です。この改善を目的としたアタッチメントは、前歯を圧下(歯を歯ぐき方向に押し込む動き)させることで、深い咬み合わせを改善します。アタッチメントによって適切な力がかかり、前歯の圧下と同時に奥歯の挺出(歯を引っ張り出す動き)もコントロールされることがあります。 オープンバイト用最適アタッチメント 「オープンバイト」とは、奥歯が噛んでいても前歯が閉じない(隙間がある)状態です。この改善には、前歯を挺出させて噛み合わせを作る力が必要となり、その動きを助けるようなアタッチメントが用いられます。 アンカレッジ用最適アタッチメント 「アンカレッジ」とは、歯の動きの支点・固定源となる概念です。アンカレッジ用アタッチメントは、特定の歯を動かさずに固定する、あるいは動きを制御するために使われます。例えば奥歯を動かさずに前歯だけを後方に引っ張るような治療の際、奥歯にアンカレッジ用アタッチメントを設置し、力が逃げないように補強します。 インビザラインのアタッチメントで起こるトラブル インビザラインのアタッチメントで起こるトラブルをご紹介します。 アタッチメントへの着色 インビザラインのアタッチメントには着色することがあります。アタッチメント自体は歯と同じような色のレジン(歯科用樹脂)でできているため、装着直後は目立ちにくいです。しかし、色素の強い飲み物や食べ物を口にすることが多い方や喫煙者、磨き残しがあるとアタッチメントの変色、周囲の着色が目立つようになります。 着色しやすい飲食の後には素早く歯磨きを行い、アタッチメント周囲も意識してブラッシングしましょう。歯科医院での定期的なメンテナンスを受けることも効果的です。極端な変色がある場合には、歯科医師の判断でアタッチメントの再装着を行う場合もあります。 アタッチメントによる口内炎 インビザラインのアタッチメントが原因で口内炎ができることがあります。ただし、頻繁に起こるわけではなく、特定の条件下で発生することが多いです。アタッチメントは小さな突起物ですが、特に前歯や犬歯付近にあると、話す・食べる・笑うときに頬や唇の内側に当たって摩擦を起こしやすく、口内炎ができる原因となります。また、マウスピースを外す際、アタッチメントが引っかかって内側の粘膜をこすってしまい、傷ができて口内炎につながるケースもあります。 一時的に話し方をゆっくりにしたり、食べ方を工夫することで摩擦を減らすことで口内炎の発生を防ぐことができます。何度も同じ場所に口内炎ができる場合や、アタッチメントの角や表面が鋭く感じる場合には早めに歯科医師に相談しましょう。 インビザラインのアタッチメントに関するよくある質問 アタッチメントに関するよくある質問に対して、わかりやすくお答えします。 アタッチメントは痛くない? アタッチメントは、歯の表面に小さく盛り上げるように装着されるため、それ自体が痛みを引き起こすことは通常ありません。ただし、装着初日やアライナーの交換直後には、歯が動く際の違和感や軽い痛みを感じることがあります。これはアタッチメントが歯に適切な力をかけるためであり、多くの場合、数日で慣れる程度の不快感です。 また、稀にアタッチメントが頬の内側や唇に接触して口内炎の原因になることもあります。その場合は、歯科医院で形状を調整してもらうことで刺激を軽減することが可能です。 アタッチメントは目立たない? アタッチメントは歯に近い色のレジンで作られており、基本的には目立ちにくいです。ただし、前歯など見えやすい位置に複数つく場合や、口を大きく開けたときには多少見えることもあります。それでも、従来の金属ブラケットに比べるとかなり目立ちにくいです。 着色については、コーヒーやカレーなどの色素が強い食品を頻繁に摂取すると、アタッチメントが変色することがあります。着色が気になる方は、飲食後はすぐにうがいや歯磨きをするなど、日頃のケアを心がけるとよいでしょう。 矯正中にアタッチメントが外れた場合はどうする? アタッチメントが外れてしまうことは、少なくありません。特に硬い食べ物をかじったときや、アライナーの着脱時に強く引っかけた際に外れることがあります。アタッチメントが1個外れた程度では治療に影響を与えることは少ないですが、そのまま放置していると、歯の移動が予定通りに進まず、最終的な仕上がりに影響が出る可能性があります。 そのため、アタッチメントが取れたことに気付いた場合は、できるだけ早く歯科医院に連絡し、すぐに再装着が必要かどうか確認しましょう。再装着は比較的短時間で完了し、痛みもほとんどありません。 インビザラインに関して不安のある方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 今回はインビザライン治療で装着するアタッチメントについて解説しました。アタッチメントは歯を効率よく動かすために重要な働きをします。様々な種類や役割があり、基本的に治療終了まで装着するものですが、口内炎や着色などのトラブルの原因になることもあります。普段の口腔ケアはもちろん、歯科医院での定期的なメンテナンスも受けるようにしましょう。 三ツ境駅前スマイル歯科では豊富な知識と経験をもつ歯科医師によるインビザライン治療だけでなく、クリーニングや一般治療も含めたお口のトータルケアをさせていただきます。インビザラインに関して不安のある方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 LINEでの新規矯正相談予約も承っております。 ※ご相談は横浜近隣にお住まいの方限定となります 三ツ境駅前スマイル歯科の矯正治療について LINEでの矯正相談はこちら

2025.09.05

インビザライン矯正中は頭痛がする?原因と予防法・対処法を解説

インビザライン矯正を検討中の方の中には頭痛が発生することがあると心配している方も多いでしょう。実際、矯正治療中は歯の移動や噛み合わせの変化によって一時的な痛みや頭痛が起こることがあります。 しかし、適切な対策を講じることで、頭痛を最小限に抑えることが可能です。今回はインビザライン矯正中の頭痛の原因や予防法、対処法について詳しく解説します。 インビザライン矯正中に頭痛が起こることはある? 結論から言うと、インビザライン矯正によって頭痛が引き起こされることはあります。その原因について3つご紹介します。 咬合関連症 インビザライン治療中に頭痛が生じる大きな原因は、治療過程での「噛み合わせの変化」によるものがあります。インビザラインはマウスピースを使用して歯を少しずつ移動させることで歯並びを整えます。 この過程で歯や顎の位置が変化し、噛み合わせが徐々に調整されることで、顎や口周りの筋肉に影響を与えることがあります。これが頭痛を引き起こす要因になるのです。咬合関連症とは、噛み合わせの乱れや不自然な噛み合わせが原因で、顎の筋肉や関節に過度な負担がかかることで発生する症状です。 治療が進む中で噛み合わせが徐々に調整されることによって、最初は噛み合わせが不安定な状態となり、顎や顔の筋肉にストレスがかかり、それが頭痛を引き起こします。特に治療の初期段階では顎の筋肉や顎関節に負担がかかりやすく、頭痛が生じることが多いです。 筋緊張性頭痛 インビザライン治療中に多く見られる頭痛のタイプは、「筋緊張性頭痛」です。筋緊張性頭痛は、首や肩、顔面の筋肉が過度に緊張することで、頭部にも痛みが生じるタイプの頭痛です。アライナーを装着すると、歯や顎に一定の圧力がかかります。この圧力が顎の筋肉や顔の筋肉に影響を与え、筋肉が過度に緊張することで頭痛が引き起こされることがあります。 また、歯が動くことによる痛みで食いしばりが発生することも頭痛につながります。特に、インビザラインを装着した直後は顎の筋肉に違和感を感じることが多いため、その影響で筋肉がさらに緊張し、頭痛が発生しやすくなります。通常、筋緊張性頭痛は治療が進むにつれて軽減されることが多いですが、初期段階では強く感じられることがあります。 頭痛が起こるのはインビザライン以外の矯正方法でも同様 インビザライン治療による頭痛は、この治療方法特有のものではなく、他の矯正治療でも同様の問題が生じることがあります。例えば、従来のワイヤー矯正の場合は、インビザラインよりも歯にかかる矯正力が大きいため、歯の移動による噛み合わせの変化や、顎の筋肉への負担も大きく、頭痛が生じる可能性は高いです。すべての矯正治療は、理想的な歯並びへの過程で歯や顎に圧力をかけるため、噛み合わせや顎の動きが一時的に不安定になることがあります。 このため、インビザラインを含むすべての矯正治療において、顎の筋肉に過度な緊張がかかることで頭痛が発生することがあるのです。特に、不正咬合が重度で矯正治療によって噛み合わせが大きく変化する場合は、顎関節や筋肉に負担がかかり、その結果として頭痛が引き起こされる場合が多いでしょう。 インビザラインによる矯正治療のメカニズムは、他の矯正方法と基本的には同じです。そのため、頭痛の原因も共通しており、治療法に関わらず適切な対策を講じることが必要です。 インビザライン矯正中に頭痛が起こりやすいタイミング インビザライン矯正中に、頭痛が引き起こりやすいタイミングを5つご紹介します。 マウスピースを初めて付けたタイミング マウスピースを初めて付けた際には、今までなかった矯正力が歯に加わり、頭痛が生じることが多くあります。歯の位置を急激に変えるため、顎や歯にかかる圧力が増し、それが原因で顎関節や周辺の筋肉に負担がかかるからです。 特に、マウスピースを初めて装着した時には、顎の筋肉が慣れない圧力に反応し、緊張を引き起こすことが多いです。これにより、頭痛や顎の疲れを感じることがあります。 新しいマウスピースに交換したタイミング インビザラインでは、1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換します。このタイミングでも頭痛が生じることがあります。新しいマウスピースは、前回のマウスピースよりも歯を動かす力が少し増しています。この圧力の変化によって、顎関節や筋肉に新たな負担がかかり、その結果として頭痛が引き起こされることがあります。また、歯の動きが急激な場合や予想以上に圧力が強い場合も、頭痛が生じやすいです。 マウスピースにゴムかけをしたタイミング インビザラインでは、歯の動きを補助するためにゴムかけ(エラスティック)を使用することがあります。このゴムかけは、歯をより効率的に動かすためにマウスピースでは不十分な圧力を加えるものですが、これが頭痛の原因となることがあります。ゴムかけによって歯や顎にかかる圧力が一気に増すため、顎関節に負担がかかり、それが頭痛を引き起こすことがあります。特に、ゴムかけが強すぎたり、長時間使用したりすると、頭痛が強くなる可能性があります。 硬いものを噛んだタイミング インビザライン矯正中の食事は基本的にマウスピースを外して行いますが、マウスピースを外していても歯の根っこが不安定で、歯が動きやすい状態であることに変わりはありません。この状態で、せんべいやピーナッツなどの硬い食べ物を噛むと、噛む力が刺激となり、頭痛が生じやすいので注意が必要です。 ストレスを抱えているタイミング ストレスを抱えていると、無意識に歯を食いしばってしまい、それが頭痛につながることがあります。日常生活での肉体的・身体的なストレスを食いしばりによって一時的に鎮めようとしているのです。食いしばりによる歯への力は矯正力の何倍にもなる上に、ストレスによって神経が過敏になっている状態では、より頭痛による痛みを感じやすいでしょう。 インビザライン矯正中の頭痛の予防法・対処法 インビザライン矯正中に頭痛が発生した場合の対処法・予防法をご紹介します。 筋肉の緊張をほぐすマッサージをする インビザライン矯正中に頭痛が生じる主な原因の一つは、顎や首、肩の筋肉の緊張です。特に、歯や顎にかかる圧力が強くなると、顎の筋肉が過度に緊張し、その緊張が頭痛を引き起こすことがあります。このような筋肉の緊張をほぐすためには、正しい姿勢を心がけ、首や肩を冷やさないようにしましょう。 また、首や肩、顎の関節部分(エラのあたり)を優しくマッサージすることで緊張が緩和され、痛みを軽減することにつながります。湯船に浸かった状態で筋肉を温めながらマッサージを行うことも有効的でしょう。マッサージを行う際には、過度な力をかけないようにしましょう。 硬い食べ物を避ける インビザラインの治療中は、歯や顎に強い圧力がかかるため、硬い食べ物を噛むと顎に余計な負担がかかり、それが頭痛の原因になることがあります。矯正中はせんべいやナッツ、硬いパンなど、歯や顎に負担のかかる硬い食べ物は避け、柔らかい食事をとるようにしましょう。また、咀嚼回数が増えるような噛み切りにくい物も避けるのがよいでしょう。 頭痛薬を服用する 矯正中の頭痛によって日常生活に支障が出る場合には、鎮痛剤を服用することも効果的です。歯科医師に相談することで鎮痛剤を処方してもらえることもありますが、市販の鎮痛剤・頭痛薬を服用しても構いません。通常、矯正中の痛みは徐々に軽減することが多いですが、痛みが続く場合には歯科医師に相談しましょう。また、服用前には必ず使用説明書を確認し、推奨された用量を守るようにしましょう。 インビザラインを始める上で頭痛が不安な方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 今回はインビザライン矯正により生じる頭痛の原因や対処法をご紹介しました。治療中に歯や顎にかかる矯正力が原因となり、頭痛が生じる場合が多いですが、これはインビザラインに限らず、他の矯正方法でも同じです。マッサージを取り入れたり、食事を気を付けることで頭痛を軽減することにつながります。 三ツ境駅前スマイル歯科では、知識と経験豊富な歯科医師が患者様のお悩みやご不安をお聞きした上で、ご要望に合わせた治療法をご提案します。インビザライン矯正による頭痛など、ご不安なことがある方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。LINEでお口の写真を送っていただくと。オンラインでの矯正相談も可能です。 ※ご相談は横浜近隣にお住まいの方限定となります LINEでの矯正相談はこちら

2025.08.29

インビザラインで前歯のみの矯正はできる?治療できないケースもある

インビザラインを検討している方の中には、前歯だけの矯正治療を希望する方もいらっしゃるでしょう。すきっ歯や出っ歯などの前歯の不正咬合は特に審美的な影響が大きいため、矯正することで外見の印象も大きく変わります。今回は、前歯のみのインビザライン治療の詳細と、その適応条件、メリットやデメリットについて解説します。 インビザラインで前歯のみの矯正はできる? 結論から言うと、インビザラインで前歯のみを矯正することは可能です。しかし、すべてのケースで適応できるわけではありません。前歯だけの矯正は、見た目や軽度な歯並びの改善を目的とする場合に行われることが多いですが、事前の精密検査で奥歯の位置や噛み合わせにも問題が見つかった場合、前歯だけでは治療が完了しないことがあります。 そのため、前歯のみの矯正が適応できるかは、歯科医師による診断を受ける必要があります。治療の費用や期間も症例によって異なり、前歯のみに焦点を当てることで、治療時間やコストを抑えることができる場合もあります。 インビザラインで前歯のみの矯正にかかる費用 インビザラインには様々なプランがあり、それぞれ適応範囲や費用・期間が異なります。その中でも前歯のみ矯正で適応となるプランは、「インビザライン・エクスプレス」と「インビザライン・ライト」です。以下に2つのプランの内容、違いについてご紹介します。 1.インビザライン・エクスプレス インビザライン・エクスプレスは部分矯正プランで、後戻りや前歯のみの矯正などの最も軽度な症例に対応しています。費用も最もリーズナブルで、平均20〜40万円ほどです。 2.インビザライン・ライト インビザライン・ライトもエクスプレス同様、軽度の不正咬合向きのプランです。費用の平均は40〜60万円程度です。エクスプレスとの違いは、追加治療が必要になった場合、エクスプレスは1回まで追加可能なのに対し、ライトは2回まで追加可能です。 インビザラインで前歯のみの矯正にかかる期間 先ほどの2つのプランにかかる期間についてご紹介します。 インビザライン・エクスプレスはインビザラインのプランの中でも最も短く、3〜4ヶ月ほどで済みます。インビザライン・ライトは5〜7ヶ月ほどです。インビザラインの場合、治療期間は使用するマウスピースの枚数によって決まります。前歯のみの部分矯正の場合、費用・期間は全体矯正と比較してもかなり短く、安く済む場合が多いです。 インビザラインで前歯のみの矯正をするメリット インビザラインで前歯のみ矯正するメリットをご紹介します。 見た目が目立たない インビザラインは従来のワイヤー矯正とは違い、金属のワイヤーやブラケットを使用せず、透明のマウスピースを使用するため、目立ちにくいことが最大のメリットです。日常生活への影響も少ないので、他人に矯正していることを知られたくない方、人前で話す機会が多い方などにもおすすめの矯正方法です。 治療期間が短い 前歯のみの部分矯正は、歯列全体を矯正する全体矯正と比較してもかなり期間が短く済みます。全体矯正は1年~3年ほどかかるケースが多いですが、前歯のみの矯正は3~6ヶ月程度で終了するケースが多いです。 治療費用を抑えられる 期間同様、費用も全体矯正より抑えられるケースが多いです。通常、インビザラインで全体矯正を行うと平均で80〜100万円ほどの費用がかかると言われています。しかし、前歯のみの矯正であれば、20〜60万円ほどで治療を受けることができるため、費用面で矯正を始めようか悩んでいる方でも始めやすいことがメリットのひとつです。 痛みが少ない インビザラインはマウスピースで徐々に歯を動かすことで理想の歯並びを目指します。マウスピース1枚で動かせる歯の移動量は約0.25㎜と少ないため、大きな矯正力をかけて歯を動かすワイヤー矯正と比較すると、痛みが少ないことも特徴です。 インビザラインで前歯のみの矯正をするデメリット インビザラインで前歯のみを矯正する際のデメリットをご紹介します。 対応できる歯並びが限られている インビザラインで前歯のみの矯正を行う場合、対応できる歯並びには限りがあります。例えば、前歯の軽度な不正咬合や見た目の改善を目的とした治療は可能ですが、歯の重なりが強い場合や骨格性の不正咬合の場合には、前歯のみでは治療が完了しないことがあります。 また、前歯の矯正だけでは、奥歯や噛み合わせの問題を解決することができません。噛み合わせの改善が必要な場合は、全体矯正を行わなければなりません。 追加で費用や期間がかかるケースがある 前歯のみの矯正治療を始めた後、想像以上に歯の動きが進まなかったり、他の歯並びにも問題があることが発覚した場合、追加で治療が必要になることがあります。 例えば、最初は前歯のみを治療する予定でも、奥歯の矯正が必要になるケースや、噛み合わせを改善するために追加の治療が行われることがあります。このような場合、当初の予定よりも費用や期間が増えることがあります。 インビザラインで前歯のみの矯正ができないケース インビザラインで前歯のみの矯正を行うことが難しいケースをいくつかご紹介します。 噛み合わせに問題がある 噛み合わせの問題がある場合、前歯のみの矯正では解決しません。噛み合わせがずれている、または前歯が上手くかみ合わない状態で前歯だけの矯正を行っても、噛み合わせの改善にはつながりません。噛み合わせが不正確なままだと、歯に負担がかかり続け、顎の関節に痛みや不調を引き起こす可能性があるため、全体矯正を行う必要があります。 抜歯が必要である 前歯のみの矯正では、抜歯が必要となるケースでは適用が難しい場合があります。特に、歯が重なり合っている状態や顎の骨が小さい場合、前歯の矯正だけではスペースが確保できず、抜歯を行う必要が出てきます。この場合、前歯のみの矯正では十分に歯を動かせないため、全体的な矯正治療を行うことが推奨されます。 また、抜歯を伴う治療では、歯を動かす範囲が広くなるため、部分矯正ではなく、全体矯正が必要となります。 歯並びの乱れが重度である 前歯のみの矯正は、主に軽度な歯並びの乱れや見た目の改善を目的とした治療方法です。しかし、歯並びが重度に乱れている場合、前歯のみの矯正では効果が得られません。例えば、前歯の位置が大きくずれている場合や歯が大きく重なっている場合は、インビザラインで前歯を矯正するには限界があります。 また、歯列全体が大きく歪んでいる場合、前歯だけを動かしても歯列全体のバランスを取ることは難しいので、全体的な矯正が必要となります。重度の歯並びの場合、カウンセリングの際に歯科医師が全体矯正を提案することが一般的です。 インビザラインで前歯のみの矯正を検討中の方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 今回はインビザラインでの前歯のみの矯正について解説しました。インビザラインでの部分矯正は、全体矯正と比較して費用や期間を抑えることができるなどのメリットがあるため、矯正を始めようか迷っている方でも始めやすい方法の一つです。 しかし、噛み合わせの改善が必要な場合や、歯列不正が重度の場合には、前歯のみの部分矯正ではなく、全体矯正が推奨されるため、注意が必要です。自分の歯並びに部分矯正が適応されるかどうかは、歯科医院での精密検査、歯科医師の診断を受ける必要があります。 三ツ境駅前スマイル歯科では、知識と経験豊富な歯科医師が患者様のお悩みやご要望に合わせた治療方法をご提案します。インビザラインで前歯の矯正をご検討中の方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 ※ご相談は横浜近隣にお住まいの方限定となります LINEでの矯正相談はこちら

2025.08.22

インビザライン治療では歯を削る?リスクや痛みを歯科医師が解説

インビザライン矯正では、治療の過程で歯を削る処置を行うことがあります。インビザラインでの治療を検討中の方の中には、なぜ歯を削るのか疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれません。 今回は、インビザライン矯正で歯を削る理由や、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。 インビザライン治療では必ず歯を削る? インビザラインによる治療の過程で行われる歯を削る処置は、IPR(InterProximal Reductionの略)と呼ばれます。IPRは全ての症例に対して行われるわけではありません。歯並びの状態や治療計画の内容によって異なり、歯科医師が必要と判断した場合にのみ行われます。 インビザライン治療で歯を削るのはなぜ? インビザライン治療において、IPRは治療を効果的に進めるために用いられます。以下に、歯を削る主な理由を詳しく説明します。 歯を並べるスペースを作る 歯並びの乱れは、顎の骨の大きさと歯の大きさの不調和により、歯列全体のスペースが不足することで起こります。IPRを行うことで、隣接する歯と歯の間にわずかなスペースを確保することで、歯を適切な位置に移動させることが可能になります。これにより、抜歯を避けつつ歯並びを整えることができるのです。 歯のバランスを整える 歯の大きさや形状の不均衡は、歯並びだけでなく、見た目にも影響を与えます。IPRを行うことで、特定の歯の幅を調整し、歯列全体のバランスを改善することができます。IPRで、より調和の取れた口元を実現することができます。 ブラックトライアングルを改善する ブラックトライアングルとは、歯と歯の間に三角形の隙間が生じる現象で、特に歯列矯正後に見られることがあります。IPRを活用して歯の形状や位置を調整することで、この隙間を減少させ、より自然な歯茎のラインを形成します。 インビザライン治療で歯を削るメリット インビザライン治療におけるIPRは、歯並びをより効率的に整えるために有効な手段として広く利用されています。この方法の主なメリットをご紹介します。 抜歯せずに矯正できる IPRは、歯と歯の間を削ることで歯を移動させるために必要なスペースを確保します。これにより、抜歯を避けることが可能となり、患者にとっては健康な歯を失うリスクを減少させます。また、抜歯を行わないため、治療期間の短縮にもつながります。 後戻り防止になる 歯は、隣同士密着することで位置を安定させています。IPRを行うことで、隣接する歯をしっかりと密着させることができるので、治療後の後戻りを防ぐことができます。 仕上がりのバランスが良くなる 歯を削ることで歯列が整うだけでなく、歯の形や大きさのバランスも良くなります。上下左右の歯の大きさのバランスを整えることで、矯正終了後の仕上がりがよりよくなるでしょう。 インビザライン治療で歯を削るデメリット インビザラインでIPRを行うことにはいくつかのデメリットもあります。 直後は歯が敏感になる IPR後、削られた部分が敏感になることがあります。これは特に治療直後に起こりやすく、食事や飲み物が歯に触れると不快感を感じることがあります。場合によっては、痛みや違和感が数日続くこともあるため、注意が必要です。 抜歯よりもスペースを確保しづらい IPRでは、歯を削ることでスペースを作りますが、抜歯に比べて十分なスペースを確保するのが難しい場合もあります。特に、歯の大きさや歯並びが極端に悪い場合、IPRだけでは解決できないことがあるため、最終的に抜歯を考慮する必要が出てくることもあります。 健康な歯を削らなければいけない IPRでは、健康な歯を削ることが避けられません。しかし、歯にダメージを与えるほどの量を削ることはほとんどありません。歯の表面を覆っているエナメル質は約1~2mmの厚みがありますが、IPRで削るのはそのうちの0.2〜0.3mm程度です。それを歯の両側面で行ったとしても痛みが生じることはほとんどありません。 インビザライン治療で歯を削る流れ インビザライン治療で歯を削る流れを説明します。 まず、治療開始前に歯科医師が歯並びやスペースを確認し、IPRが必要かどうかが決まります。歯並びを整えるためにスペースが不足している場合、治療前や治療途中に歯を削ってスペースを確保します。これにより、抜歯せずに治療を進めることが可能になります。 また、矯正後の仕上げとして治療後に歯を削ってバランスを整えることがあります。これにより、全体的な歯並びが美しくなり、仕上がりが向上します。 インビザライン治療で歯を削る量 IPRで歯を削る量は非常に微量で、通常は1回の治療で 0.2〜0.5㎜ 程度の削除が行われます。歯並びの状態によって、必要とされるスペースの大きさが異なり、軽度の不正咬合の場合は少量の削除で済むことが多いですが、大きなスペースを作る必要がある場合は、より多く削ることがあります。 IPRには、専用の歯を削る器具や道具が使用されます。専用のディスキングツールやファイル、ストリップ(スライドストリップ)などを使って、0.1㎜単位で歯の隣接面を削ります。 インビザライン治療で歯を削るのは痛い?染みる? インビザライン治療で歯を削る際、通常は痛みを感じることはありません。これは、削る量が非常に少なく、歯の一番外側の層(エナメル質)だけが削られるためです。 加えて、治療中は局所麻酔を使用しません。また、削った後にしみることもありますが、その程度は個人差があります。削った部分が一時的に敏感になることがありますが、時間と共に元に戻ることが多いです。 インビザラインで歯を削る必要があるか知りたい方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 今回はインビザラインで歯を削る処置(IPR)について、詳しく解説してきました。IPRは歯を動かすためのスペース確保を主な目的としており、削る量もごく僅かであるため、痛みやしみることはほとんどありません。歯並びの状態にもよりますが、IPRを行うことで抜歯をせずに済む場合もあります。詳しく知りたい方は歯科医院での精密検査、歯科医師の診断を受ける必要があります。 三ツ境駅前スマイル歯科では、知識・経験豊富な歯科医師が患者様のご要望に合わせて最適な治療方法、治療計画をご提案します。インビザラインでの矯正をご検討中の方、歯を削ることに不安がある方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。LINEでの新規矯正相談予約も承っております。 ※ご相談は横浜近隣にお住まいの方限定となります LINEでの矯正相談はこちら

2025.08.15
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